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真面目に働くのがバカバカしい!飲食店10年勤務の私が体験した理不尽すぎる現実

真面目に働くのってバカバカしいの真実

真面目に働くのがバカバカしい!飲食店10年勤務の私が体験した理不尽すぎる現実

「朝から晩まで真面目に働いているのに、なんでサボってばかりの同僚と同じ時給なんだろう…」そんなモヤモヤを抱えていませんか?

居酒屋で10年間働いた私も、まったく同じ気持ちでした。皿洗い100枚、新人教育、シフトの穴埋め…どれだけ頑張っても「ありがとう」の一言もない。むしろ遅刻常習犯の方が店長に可愛がられているという理不尽さ。

「真面目に働くのがバカバカしい」と感じるのは、あなたが悪いんじゃありません。飲食業界には構造的な問題があるんです。

この記事では、飲食店で働く人なら誰もが体験する「バカバカしい瞬間」から、それでも楽しく働くための方法まで、現場のリアルをすべて暴露します。読み終える頃には、明日からの働き方が変わるはずです。

目次

居酒屋で10年働いて気づいた「真面目に働くとバカバカしい」瞬間あるある

遅刻常習犯の同僚と同じ時給という理不尽

私が一番「バカバカしい」と感じたのは、毎日15分前には出勤して準備をしている私と、週3回は遅刻してくる同僚の時給が全く同じだったことです。

しかも遅刻した理由が「寝坊した」「電車間違えた」「なんとなく」って…もう呆れるしかありませんでした。でも店長は「まあ、来てくれるだけマシだよ」って。

え、私の15分前出勤は評価されないの?って思いましたよね。本当にそうなんです。

【真面目な人 vs 適当な人の待遇比較】

項目真面目な私遅刻魔の同僚
遅刻回数(月)0回12回
早退回数(月)0回3回
時給1,100円1,100円
店長の対応「いつもありがとう」「まあ、仕方ないよね」
昇格なしなし

この表を見てどう思います?私は本気で転職を考えました。

わかる!!こっちは15分早く来てるのに、遅刻してくる人と同じ時給とか本当やってられない…泣

皿を100枚洗っても「ありがとう」の一言もない日々

居酒屋の洗い場って、本当に地獄なんですよ。特に金曜日の夜なんて、皿が山のように積まれて。

私は新人の頃から率先して洗い場に入ってました。「誰かがやらなきゃいけないなら、私がやろう」って思って。毎日100枚以上は洗ってたと思います。

でも誰も「ありがとう」なんて言ってくれない。当たり前の作業として扱われる。

一方で、たまに洗い場を手伝う先輩は「○○さん、助かったよ〜」って店長に褒められるんです。は?毎日やってる私は?

私の心の声:「見てるよ、ちゃんと見てるよ、私の頑張り…」

新人教育を頑張るほど自分の仕事が増えるジレンマ

新人さんが入ってくると、なぜか私に教育係が回ってくるんです。「○○さんは丁寧だから、お願いします」って。

最初は嬉しかったんですよ。信頼されてるんだなって。でも現実は違いました。

新人教育をしてる間も、自分の担当エリアの仕事は減らない。結果的に:

  • 新人の面倒を見る
  • 自分の仕事もこなす
  • 新人のミスのフォローもする
  • でも時給は変わらず

「真面目にやるほど損する」システムが完成してるんです。

有給を取らない「真面目な人」扱いされる違和感

有給って労働者の権利ですよね?でも飲食店では「有給を取らない人=真面目な人」という謎の価値観があります。

私は体調を崩した時だけ有給を使ってたんですが、月1回有給を取る先輩を見て店長が「○○さんは休みがちだから困る」って言ってるのを聞いて、ゾッとしました。

月1回ですよ?法的には全然問題ないのに。

飲食店あるある:

  • 有給消化率100%の人 → 「わがまま」
  • 有給消化率0%の人 → 「真面目で頼りになる」

この価値観、おかしくないですか?

店長に褒められるのはいつも「要領のいい」スタッフ

私が10年間で気づいたのは、店長に褒められるのはいつも「要領のいい」スタッフだということ。

真面目にコツコツやる人より、お客さんとうまく話せる人や、忙しい時だけパパッと手伝う人の方が評価が高いんです。

私みたいに黙々と裏方作業をする人間は、空気のような存在。いて当たり前、いなくなったら困る存在なんですよね。

でも「空気」に昇給はありません。悲しいですが、これが現実です。

飲食店で真面目に働く人ほど損をする残酷な現実とは?

シフトの穴埋め要員として便利使いされる日常

「○○さん、明日急遽入れる?」

この連絡、真面目な人ほどよく来ませんか?私なんて週に2〜3回は突然のシフト要請がありました。

理由を聞くと:

  • 「△△さんが急に体調不良で」
  • 「□□さんがデートで休みたいって」
  • 「急に忙しくなりそうだから」

なんで私がみんなの尻拭いをしなきゃいけないの?って思いますよね。でも断ると「協調性がない」って言われるし…

シフト穴埋め要請回数(月間比較)

スタッフタイプ要請回数断る回数店長の反応
真面目な人(私)10回1回「ありがとう」
普通の人3回2回「まあ、仕方ない」
問題児0回「最初から期待してない」

この不平等、どう思います?

「できる人」認定されて仕事量だけ増える悲劇

真面目に働いてると、だんだん「できる人」認定されるんです。一見嬉しいことのように思えますが、これが地獄の始まり。

「できる人」認定されると:

  1. 新しい業務がどんどん振られる
  • レジ締め
  • 在庫管理
  • 新人教育
  • クレーム対応
  1. でも給料は上がらない
  • 「勉強になるでしょ?」
  • 「将来役に立つよ」
  • 「みんな通る道だから」
  1. 責任だけ重くなる
  • ミスした時の責任は重い
  • でも成功しても当たり前扱い

私の場合、入社2年目でバイトリーダーになりましたが、時給アップは30円だけ。でも責任は3倍になりました。

“勉強になるから”って便利に使われて、ミスったら自己責任とか…真面目な人だけ損する仕組み、ほんと闇。

昇給なしで責任だけ増やされる理不尽な評価制度

飲食店の評価制度って、本当に謎なんです。頑張れば頑張るほど仕事が増えるのに、給料は変わらない。

私の10年間の昇給履歴:

年数役職時給主な業務内容
1年目一般スタッフ1,000円ホール・皿洗い
3年目バイトリーダー1,030円上記+新人教育・シフト管理
5年目副店長候補1,080円上記+レジ締め・発注・クレーム対応
8年目副店長1,150円ほぼ店長業務
10年目副店長1,200円店長不在時の責任者

10年で200円アップって…コンビニバイトの方がマシですよね。

サボる人の尻拭いが当たり前になる職場環境

一番腹が立つのは、サボる人のフォローを真面目な人がするのが「当たり前」になってることです。

例えば、私の店にいた「カナちゃん」(仮名)は:

  • 客がいる前でスマホをいじる
  • トイレに30分こもる
  • 忙しい時にドリンク作りが「わからない」
  • でも愛嬌があるから店長に可愛がられる

その結果、カナちゃんができない仕事は全部私に回ってくる。でも店長は「○○さんがフォローしてくれるから助かる」って。

私の心の声:「なんで私がフォローして当たり前なの?」

飲食店って、真面目な人が損をするシステムが完璧に出来上がってるんです。

「真面目に働くのがバカバカしい」先輩スタッフたちのリアルな本音

「5年目で気づいた。頑張っても給料は変わらない」30代社員の告白

私が働いていた居酒屋の先輩、田中さん(仮名・当時32歳)の言葉が忘れられません。

「俺、入社当時は本気で店長目指してたんだよ。毎日誰よりも早く来て、遅く帰って。売上を上げるための提案も毎月してた。でも5年経って分かったんだ。頑張ってる俺と、適当にやってる後輩の給料、3万円しか変わらないって」

田中さんは続けました。

「3万円の差のために、俺はプライベートも犠牲にして、ストレスで胃薬飲みながら働いてた。バカバカしいよね」

今の田中さんは:

  • 定時で帰る
  • 余計な提案はしない
  • 最低限の仕事だけやる
  • でも逆に上司から「最近調子いいね」って言われる

真面目に働くのって、本当にバカバカしいのかもしれません。

「適当にやってる子の方が可愛がられる」ベテランパートの嘆き

ランチタイムのパート、佐藤さん(仮名・当時45歳)はため息をつきながら言いました。

「私、このファミレスで8年働いてるけど、最近入った大学生の方が店長に可愛がられてるのよ。私なんて毎日黙々と仕事してるだけだから、存在感薄いのかしら」

確かに、その大学生は:

  • よく遅刻する
  • 仕事は覚えが悪い
  • でも愛嬌があって客ウケがいい
  • 店長とよく談笑している

一方の佐藤さんは:

  • 一度も遅刻したことがない
  • 仕事は完璧
  • でも口数が少ない
  • 店長との会話は業務連絡のみ

「真面目すぎると、空気みたいな扱いになるのよね」

佐藤さんの言葉が胸に刺さりました。

「真面目にやるだけ損」元店長が語る飲食業界の闇

一番衝撃的だったのは、元店長の山田さん(仮名・当時38歳)の告白でした。

「店長時代、正直言うと真面目なスタッフほど便利に使ってた。だって何を頼んでも『はい』って言ってくれるし、文句も言わないし。一方で問題のあるスタッフには気を使って、優しく接してた」

理由を聞いてみると:

真面目なスタッフには

  • 「やってくれて当たり前」だと思ってしまう
  • 特別な気遣いが不要
  • 何を頼んでも断られない安心感

問題のあるスタッフには

  • 辞められたら困るから優しくする
  • 機嫌を損ねないよう気を使う
  • 特別扱いしてしまう

「真面目な人って、一番報われない存在なんだよね。でも一番必要な存在でもある。この矛盾が飲食業界の闇だと思う」

山田さんの言葉で、すべてが腑に落ちました。

「もう疲れた」真面目系バイトリーダーの本音

最後に紹介するのは、当時バイトリーダーだった鈴木さん(仮名・当時22歳)のエピソードです。

鈴木さんは大学生ながら、店の中核を担う存在でした。でも、ある日突然「もう疲れた」とポツリ。

鈴木さんの1日のスケジュール

時間内容
16:00出勤(他のスタッフより1時間早い)
16:00-17:00前日の売上チェック、発注確認
17:00-22:00通常業務+新人指導
22:00-23:00レジ締め、翌日の準備
23:00-23:30報告書作成

一方、他のバイトは17時に来て22時に帰る。でも時給は50円しか変わらない。

「責任だけ重くて、時給は変わらなくて。真面目にやるのがバカバカしくなってきた」

結局、鈴木さんは3ヶ月後に辞めました。今は普通のバイトとして、別の店で楽しく働いているそうです。

真面目に働く人が報われない飲食業界。これが現実なんです。

バカバカしいと感じながらも飲食店で働き続ける理由と葛藤

「でも、常連さんの笑顔だけは裏切らない」という想い

正直、何度も辞めようと思いました。でも辞められなかった理由の一つが、常連のお客様の存在でした。

特に印象に残ってるのが、毎週木曜日に来るサラリーマンの田村さん(仮名)。いつも一人で来て、ビール2杯と焼き鳥を注文される方でした。

ある時、田村さんが私に言ったんです。

「君がいると、なんか安心するんだよね。いつも笑顔で、丁寧で。この店に来る理由の半分は君に会うためかもしれない」

この言葉を聞いた時、涙が出そうになりました。

常連さんとの心温まるエピソード:

  • 体調を崩して休んだ時、「大丈夫?」と心配してくれた
  • 転勤で来られなくなる時、わざわざ挨拶に来てくれた
  • 忙しい時でも「ありがとう」と必ず声をかけてくれた

店長や同僚には評価されなくても、お客様は私を見てくれている。この想いが、私を支えてくれました。

仲間との絆があるから辞められない複雑な心境

飲食店で働く人なら分かると思うんですが、忙しい時間を一緒に乗り切った仲間との絆って、すごく深いんですよね。

特に、私と同期で入った麻衣ちゃん(仮名)とは戦友のような関係でした。

一緒に乗り切った修羅場:

  • 忘年会シーズンで地獄のような忙しさ
  • インフルエンザで半分のスタッフが休んだ日
  • 新人が5人同時に辞めた時期
  • コロナで客足が激減した苦しい時期

「私たちがいなくなったら、みんな困るよね」

麻衣ちゃんとよく話してました。真面目な人ほど、仲間への責任感が強いんです。

でも最近気づいたんです。私たちが頑張りすぎるから、会社は何も改善しようとしないんだって。

まかないと人間関係、それだけが救いという現実

飲食店で働く最大のメリットは、やっぱり「まかない」ですよね。毎日のまかないが楽しみで働いてるようなもの。

我が店の名物まかない:

  • 月曜日:余った刺身で海鮮丼
  • 火曜日:店長特製チャーハン
  • 水曜日:新メニューの試作品
  • 木曜日:余り物で作る創作料理
  • 金曜日:みんなリクエストの好物

特に金曜日のまかないタイムは、みんなでワイワイ食べながら、その日あった面白いことを話すのが恒例でした。

「今日の3番テーブルのお客さん、すごかったよね〜」
「あの常連さん、また新しい彼女連れてきてた」
「明日のシフト、地獄だね」

こういう他愛ない会話が、疲れを癒してくれるんです。

飲食店で働く人の本音:

  • 給料は安い
  • 労働環境は厳しい
  • でも仲間がいる
  • まかないは美味しい
  • お客さんとの触れ合いがある

これだけで続けていいのかな?って自問自答する毎日でした。

真面目に働くのをやめて「ほどほど」にしたら起きた変化

70%の力で働いたら意外と評価が上がった話

ある日、私は決めました。「もう100%で働くのはやめよう」って。

きっかけは体調を崩したことでした。毎日頑張りすぎて、気づいたら体重が5kg減ってて、胃薬が手放せない状態に。

「このままじゃダメだ」と思って、意識的に70%の力で働くようにしたんです。

70%で働くようになって変わったこと:

項目100%時代70%時代
残業時間月40時間月15時間
休憩の取り方ほとんど取らないしっかり45分
体調いつも疲れてる元気
店長の評価「当たり前」「調子良いね」

なんと、手を抜くようになってから評価が上がったんです!

理由を考えてみると:

  • 余裕があるから笑顔が増えた
  • 疲れてないから接客が丁寧になった
  • ストレスが減って、周りに優しくなれた

「頑張りすぎない」って大切なんですね。

めっちゃ分かる…!手を抜いたら“調子いいね”って褒められるとか、最初は笑うしかなかったよ😂

「できません」を言えるようになって楽になった

今まで私は、何を頼まれても「はい」って答えてました。でも70%で働くようになってから、「できません」も言えるようになったんです。

実際に断った例:

店長:「明日急遽入れる?」
以前の私:「はい、大丈夫です」
今の私:「明日は予定があるので、ちょっと難しいです」

先輩:「この新人の教育お願い」
以前の私:「分かりました」
今の私:「今、手一杯なので、来週からでもいいですか?」

最初は断るのが怖かったんです。「協調性がない」って思われるんじゃないかって。

でも実際は:

  • 断っても別に怒られない
  • むしろ「無理しなくていいよ」って言われる
  • 他の人に頼んでくれる

「No」って言えるようになったら、すごく楽になりました。

手を抜くポイントを覚えたら仕事が楽しくなった

「手を抜く」って言うと聞こえが悪いですが、要は「効率化」なんです。

私が覚えた効率化テクニック:

  1. 皿洗いは重ねて洗う
  • 以前:1枚ずつ丁寧に
  • 改善後:同じ種類をまとめて洗う
  1. テーブル拭きはお客様が帰った瞬間
  • 以前:全テーブル一斉に
  • 改善後:空いた順番に
  1. レジ業務は「ながら作業」
  • 以前:レジだけに集中
  • 改善後:待ち時間にドリンク準備
  1. 新人指導は「見て覚えて」方式
  • 以前:1から10まで説明
  • 改善後:実際にやらせて質問に答える

効率化したら:

  • 同じ時間でより多くの仕事ができる
  • 余った時間で他のことができる
  • ストレスが減る
  • 仕事が楽しくなる

「真面目=非効率」だったんだなと反省しました。

それでも飲食店が好きだから|バカバカしさと向き合う方法

自分なりの「真面目」の基準を決める

「真面目に働く」の定義って、人それぞれですよね。私は自分なりの基準を作りました。

私の「真面目」基準:

やること

  • お客様への丁寧な接客
  • 安全・衛生面の徹底
  • 仲間への配慮
  • 最低限の責任は果たす

やらないこと

  • 無償の残業
  • 他人の尻拭い(緊急時以外)
  • プライベートを犠牲にする
  • 体調を崩すまで働く

この基準を作ってから、すごく楽になりました。

「これは私の責任じゃない」「これは断っていい」って判断できるようになったんです。

評価されなくても自分を褒める習慣づくり

店長や先輩に褒められなくても、自分で自分を褒めるようにしました。

私の自分褒めリスト:

  • 今日も笑顔で接客できた → えらい!
  • 新人さんに優しく教えられた → 素晴らしい!
  • 忙しい時間を乗り切った → お疲れ様!
  • 定時で帰れた → 完璧!

最初は恥ずかしかったんですが、続けてるうちに自己肯定感が上がってきました。

他人からの評価 < 自分からの評価

これが大切なんですね。

「お客様のため」と「自分のため」のバランス

今まで私は「お客様のため」ばかり考えてました。でも「自分のため」も大切だって気づいたんです。

バランスの取り方:

🔵 お客様のため(50%)

  • 美味しい料理を提供する
  • 気持ちよく過ごしてもらう
  • また来たいと思ってもらう

🔴 自分のため(50%)

  • 体調を崩さない
  • プライベートを充実させる
  • スキルアップする
  • 適正な対価をもらう

5:5のバランスが理想ですね。

お客様に喜んでもらえるのは嬉しいですが、自分を犠牲にしてまでやる必要はありません。

真面目に働くのがバカバカしくなったときの3つの選択肢

今の職場で働き方を変える現実的な方法

いきなり転職するのは勇気がいりますよね。まずは今の職場で働き方を変えてみませんか?

働き方改革の具体例:

  1. シフトの入り方を変える
  • 週5日 → 週4日に
  • 土日必須 → 平日中心に
  • 深夜まで → 早番中心に
  1. 断る勇気を持つ
  • 急なシフト変更
  • 責任の押し付け
  • サービス残業
  1. 自分の意見を言う
  • 不公平な待遇について
  • 改善提案
  • 労働条件の見直し
  1. スキルアップに時間を使う
  • 空いた時間で勉強
  • 他の業務を覚える
  • 資格取得

「働き方を変える」だけでも、だいぶ楽になりますよ。

違う飲食店に移って環境を変える選択

同じ飲食業界でも、店によって全然環境が違います。

良い飲食店の特徴:

項目良い店悪い店
評価制度明確で公平曖昧で不公平
シフト希望が通りやすい強制的
残業基本なし当たり前
人間関係風通しが良いギスギス
昇給定期的にあるほとんどない

私の友人は、ブラックな居酒屋から家族経営のレストランに移って、すごく幸せそうです。

「真面目に働く人が評価される職場」もあるんです。

飲食業界を離れる決断をする前に考えること

最後の選択肢は、飲食業界から離れることです。でも、その前に考えてほしいことがあります。

飲食業界を離れる前のチェックリスト:

他の業界でも通用するスキルはある?

  • 接客スキル
  • マルチタスク能力
  • ストレス耐性
  • チームワーク

本当に飲食業界が嫌い?

  • 今の職場が嫌いなだけかも
  • 飲食自体は好きかも
  • 条件の良い店もあるかも

転職の準備はできてる?

  • 履歴書・職務経歴書
  • 面接対策
  • 転職活動の時間確保

飲食業界で身につけたスキルは、他の業界でも役立ちます。でも慎重に判断してくださいね。

【実録】飲食店で働く人たちの「バカバカしい」エピソード集

ファミレスで起きた「真面目な人が報われない」衝撃事件

これは私の友人、美咲ちゃん(仮名)から聞いた話です。

美咲ちゃんが働いてたファミレスで、バイトリーダーを決める話が出たんです。候補は:

Aさん(真面目タイプ)

  • 勤務歴3年
  • 無遅刻無欠勤
  • 売上トップ
  • 新人教育もバッチリ

Bさん(愛嬌タイプ)

  • 勤務歴1年
  • 月2回は遅刻
  • 売上は普通
  • でも店長に可愛がられてる

結果は…Bさんがバイトリーダーに!

理由を聞いたら「Bさんの方がコミュニケーション能力が高いから」って。

美咲ちゃんは呆れて言いました。
「真面目にやるのって、バカバカしいよね」

カフェスタッフが体験した理不尽すぎる評価の実態

次は、おしゃれカフェで働く大学生の体験談です。

そのカフェには「スタッフ評価制度」がありました。月末に店長が各スタッフを5段階で評価するシステム。

評価項目:

  • 接客態度
  • 業務スキル
  • 協調性
  • 売上貢献
  • 総合評価

ある月の結果:

スタッフ接客スキル協調性売上総合時給アップ
真面目なCさん55555なし
普通のDさん3443450円UP

理由:「Cさんは満点だから、これ以上上げるところがない」

は?意味わからなくないですか?

満点の人が昇給なしで、普通の人が昇給って…この理論、理解できません。

焼肉店で働いて分かった「適当な人」が生き残る理由

焼肉店で働く男子大学生の話です。

その店では、月1回「MVP」を決めて表彰するシステムがありました。

過去6ヶ月のMVP受賞者:

  • 1月:遅刻魔のEくん(愛嬌で客を笑わせる)
  • 2月:サボり魔のFちゃん(店長とよく話す)
  • 3月:真面目なGさん(やっと1回)
  • 4月:問題児のHくん(なぜか客に人気)
  • 5月:またFちゃん(2回目)
  • 6月:またEくん(2回目)

MVP選考基準(建前):

  • 売上貢献
  • 接客態度
  • チームワーク

MVP選考基準(実際):

  • 店長の好み
  • 客ウケの良さ
  • 話の面白さ

真面目なGさんは6ヶ月で1回だけ。適当な人が繰り返し受賞。

「真面目にやるだけ損だな」ってGさんが言ってたのが印象的でした。

チェーン居酒屋の「真面目税」がエグすぎる話

最後は、私が実際に体験した「真面目税」の話です。

うちの店では、毎月「特別手当」というボーナスがありました。金額は1万円。でも全員がもらえるわけじゃない。

特別手当の基準(建前):

  • その月特に頑張った人
  • 売上に貢献した人
  • 他の模範となる人

特別手当の基準(実際):

  • 店長に気に入られてる人
  • 問題を起こさない人
  • 「ちょうどいい」頑張り具合の人

私は毎月、売上トップで新人教育もバッチリ。でも特別手当をもらったのは10ヶ月で1回だけ。

理由を聞いたら:
「○○さんは頑張って当たり前だから、特別感がない」

これが「真面目税」です。真面目な人ほど「やって当たり前」扱いされて、特別扱いされない。

適当な人が少し頑張ると「すごい成長!」って褒められる。

この理不尽さ、どう思いますか?


まとめ

「真面目に働く」ことがバカバカしく感じてしまう飲食店の現実について、様々な角度から見てきました。

確かに、理不尽な客に丁寧に対応し続けることや、忙しい時間帯に完璧を求められることは、時として「なんで自分がここまで?」と思わせます。でも、この記事を読み返してみると、実は私たちの「真面目さ」こそが、お客様の笑顔や同僚との信頼関係を築く原動力になっていることがわかります。

評価制度の問題、人間関係の複雑さ、労働条件の厳しさ—これらは確かに現実です。しかし、適度に力を抜きながら働く方法、周りとうまく付き合うコツ、自分を守る術を身につければ、飲食店での仕事はもっと楽しくなるはずです。

「バカバカしい」と感じた時は、一度この記事の体験談を思い出してください。あなただけじゃない、みんな同じように悩んで、それでも工夫しながら頑張っています。真面目な人ほど報われる職場環境を作るために、まずは自分から変えていけることを見つけてみませんか?

真面目に働いてる自分を否定しなくていいんだなって、ちょっとだけ救われた気がする。

明日からの仕事が、少しでも前向きになれるよう願っています。


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この記事を書いた人

バイトも社員も経験してきた、個人店からチェーン店まで様々な飲食店で働いてきました。
働く人のモヤモヤも「あるある」で笑い飛ばしながら、ちょっと前向きになれる言葉を届けたい。
ひるピーは、いつでもあなたの味方です。

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