掛け持ちバイトおすすめ12選｜稼げる組み合わせパターンと失敗しない選び方のコツ

「もっと稼ぎたいけど、掛け持ちって大変そう…」「どんなバイトを組み合わせればいいか分からない」そんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。

実際、掛け持ちバイトをしている人は年々増えています。シフトの調整さえうまくいけば、効率よく収入を増やせるのが魅力です。しかし、何も考えずに始めると体を壊したり、スケジュール管理に失敗したりすることも…。SNSでは「掛け持ちで月15万稼いでる」という声がある一方で、「疲れすぎて続かなかった」という体験談もよく見かけます。

この記事では、掛け持ちにおすすめのバイト12選と、失敗しない組み合わせパターンを紹介します。税金や確定申告など知っておくべき注意点も詳しく解説するので、掛け持ちバイトを始める前にぜひ参考にしてください。

掛け持ちバイトのメリット5つ

まずは掛け持ちバイトのメリットを確認しましょう。メリットを理解しておくことで、自分に合った働き方かどうか判断しやすくなります。

収入を大幅に増やせる

掛け持ちバイトの最大のメリットは、収入を増やせることです。1つのバイトだけでは週に入れるシフトに限界がありますが、2つ以上を掛け持ちすれば、空いている時間をフル活用して稼げます。

例えば、メインのバイトで週3日、サブのバイトで週2日働けば、実質週5日フルで働いているのと同じ収入が得られます。「今のバイトだけでは足りないけど、別のバイトに変えるのはリスクが…」という人にとって、掛け持ちは現実的な選択肢です。

収入源を分散してリスクを減らせる

1つのバイト先だけに依存していると、そのバイト先の都合でシフトを減らされたり、閉店してしまったりした時に困ります。掛け持ちをしていれば、片方のバイトで何かあっても、もう一方の収入があるので生活への影響を最小限に抑えられます。

コロナ禍では多くの飲食店がシフトを大幅に減らしましたが、複数のバイトを持っていた人は比較的ダメージが少なかったという話もあります。「いつ何があるか分からない」という不安を軽減するためにも、収入源の分散は有効な戦略です。

いろいろな経験やスキルが身につく

異なる業種で働くことで、幅広い経験とスキルを身につけられます。接客業と事務作業を掛け持ちすれば、コミュニケーション能力とPCスキルの両方が磨けます。将来の就職活動でも「複数の現場で働いた経験」はアピール材料になります。

同じ業種でも店舗が違えば、やり方や雰囲気も違います。複数の職場を経験することで、「この方法の方が効率がいい」「こういう接客は自分に合っている」など、自分なりの働き方を見つけるヒントにもなります。

人脈が広がる

バイト先が増えれば、出会う人の数も増えます。同世代の友達が増えるのはもちろん、社員さんや常連のお客さんなど、普段の生活では出会えない人との繋がりも生まれます。

「別のバイト先の先輩から就活のアドバイスをもらった」「掛け持ち先で知り合った人に次のバイトを紹介してもらった」という話も珍しくありません。人脈は思わぬところで役に立つものです。

飽きずに続けやすい

同じバイトを毎日続けていると、どうしてもマンネリ化してきます。掛け持ちをしていれば、気分転換になり、飽きずに長く続けやすいという声もあります。

掛け持ちなら、片方のバイトに少し飽きても、もう一方があるのでバランスが取れます。「今日はあっちのバイト」「明日はこっち」と切り替えることで、モチベーションを維持しやすくなります。

掛け持ちバイトのデメリットと対策

メリットがある一方で、掛け持ちバイトにはデメリットもあります。始める前に把握しておき、対策を立てておくことが大切です。

体力的・精神的な負担が大きい

掛け持ちバイトの最大のデメリットは、心身への負担です。働く時間が増えれば、当然疲労も蓄積します。特に1日に2つのバイトをハシゴする場合は要注意。移動時間も含めると、想像以上に体力を消耗します。

スケジュール管理が大変

2つ以上のバイト先のシフトを調整するのは、想像以上に大変です。片方のシフトが出てからもう片方を入れるという流れになることが多く、計画が立てにくいこともあります。急なシフト変更があった時は、両方の調整に追われることも。

スケジュール管理のコツは、どちらかをメインと決めて優先順位をつけることです。「Aのバイトを優先して、空いた日にBを入れる」というルールを決めておけば、迷うことが減ります。スマホのカレンダーアプリを活用して、両方のシフトを一元管理するのもおすすめです。

プライベートの時間が減る

収入が増える代わりに、自由な時間は確実に減ります。友達と遊ぶ時間、趣味の時間、休息の時間…。「稼ぎたい」という気持ちが強すぎると、つい詰め込みすぎてしまいがちです。

最初から「週○日は絶対に休む」「この曜日は予定を入れない」と決めておきましょう。プライベートを犠牲にしすぎると、長続きしません。

仕事を覚える負担が2倍になる

新しいバイト先では、仕事の流れやルール、商品知識などを一から覚える必要があります。掛け持ちを始めた直後は、2つの職場の情報を同時に覚えなければならないので、混乱することもあります。

この負担を減らすには、同じ業種や似た職種を選ぶのが効果的です。例えば「コンビニとコンビニ」「飲食店と飲食店」なら、基本的な流れは同じなので、新たに覚えることが少なくて済みます。

税金や社会保険の手続きが複雑になる

掛け持ちをすると、税金や社会保険の手続きが複雑になります。年収が一定額を超えると確定申告が必要になったり、扶養から外れたりする可能性があります。これについては後ほど詳しく解説します。

掛け持ちにおすすめのバイト12選

ここからは、掛け持ちに向いているバイトを12種類紹介します。シフトの融通が利きやすい、短時間でも働ける、体力的な負担が少ないなど、掛け持ちしやすい特徴を持つバイトを厳選しました。

1. コンビニ

掛け持ちバイトの定番といえばコンビニです。24時間営業の店舗が多く、早朝・深夜・日中など幅広い時間帯でシフトに入れます。店舗数が多いので、自宅や学校、もう一つのバイト先の近くなど、立地を選びやすいのも魅力です。

仕事内容はレジ、品出し、清掃などで、比較的覚えやすく未経験でも始めやすいです。時給は地域によりますが、深夜帯は25%増しになるので、効率よく稼ぎたい人にもおすすめです。

2. ファストフード店

マクドナルドやモスバーガーなどのファストフード店も、掛け持ちに向いています。短時間シフトが可能な店舗が多く、「3時間だけ」「ランチタイムだけ」といった働き方ができます。

営業時間が長く店舗数も多いので、自分の都合に合わせてシフトを組みやすいです。チェーン店はマニュアルがしっかりしているので、仕事を覚えやすいのもメリットです。

3. カフェ

落ち着いた雰囲気で働きたい人にはカフェがおすすめです。ピークタイム（朝やランチ）に短時間で入ることができるので、他のバイトとの調整がしやすいです。

ドリンクの作り方やコーヒーの知識など、覚えることは多いですが、一度身につければ別のカフェでも活かせます。同業種での掛け持ちを考えている人にも向いています。

4. 居酒屋・飲食店

夕方から夜にかけて働きたい人には居酒屋がぴったりです。学生やフリーターに人気で、シフトの融通も利きやすい傾向があります。週末だけ、夜だけという働き方も可能な店舗が多いです。

体力を使う仕事ですが、時給が高めの店舗も多く、効率よく稼げます。接客スキルやコミュニケーション能力が磨かれるのもメリットです。

5. コールセンター

電話対応がメインのコールセンターは、座り仕事なので体力的な負担が少ないのが特徴です。立ち仕事のバイトと組み合わせれば、体への負担を分散できます。

平日の日中シフトが多いので、夜や週末に別のバイトを入れやすいです。髪色や服装が自由な職場も多く、個性を出しながら働きたい人にも向いています。

6. 事務・データ入力

PCスキルを活かしたい人には、事務やデータ入力のバイトがおすすめです。体力的な負担が少なく、決まった時間に働けることが多いので、スケジュール管理がしやすいです。

派遣やパートとして募集されることが多く、週2〜3日から働ける案件も豊富にあります。オフィスワークの経験は就職活動でもアピールポイントになります。

7. 家庭教師・塾講師

高時給で効率よく稼ぎたいなら、家庭教師や塾講師がおすすめです。時給1,500円以上の案件も多く、少ない時間でもまとまった収入が得られます。

週1〜2日、1日2〜3時間程度の勤務が多いので、メインのバイトにプラスする形で働きやすいです。教えることで自分の復習にもなり、一石二鳥です。

職種	時給目安	特徴
家庭教師	1,500円〜3,000円	生徒宅訪問、1対1指導
個別指導塾	1,200円〜2,000円	塾での1〜3人指導
集団塾	1,500円〜2,500円	教室で複数人に授業

8. イベントスタッフ

単発で働けるイベントスタッフは、掛け持ちの強い味方です。コンサート、スポーツイベント、展示会など、様々な現場で働けます。週末や祝日に集中しているので、平日は別のバイト、週末はイベントという組み合わせが可能です。

日給制のことが多く、1日で1万円以上稼げることも。好きなアーティストのライブ会場で働けるなど、楽しみながら稼げるのも魅力です。

9. 軽作業・倉庫作業

検品、梱包、シール貼りなどの軽作業は、単発や短期の募集が多く、掛け持ちに最適です。黙々と作業したい人、接客が苦手な人にも向いています。

派遣会社に登録しておけば、空いた日だけ働くことも可能です。早朝や深夜のシフトもあるので、他のバイトと時間帯をずらしやすいです。

10. 引越しスタッフ

体力に自信がある人には、引越しバイトもおすすめです。日給1万円以上の案件が多く、単発で働けるので、稼ぎたい時だけ入るという働き方ができます。

繁忙期（3〜4月）は特に需要が高く、効率よく稼げます。体を動かすのが好きな人、筋トレ代わりにもなると考える人には一石二鳥のバイトです。

11. デリバリースタッフ

UberEatsや出前館などのデリバリーは、自分の好きな時間に働けるのが最大のメリットです。アプリをオンにすれば稼働開始、オフにすれば終了というシンプルさ。他のバイトの前後にサッと稼ぐことも可能です。

自転車やバイクを持っている人なら、スキマ時間を有効活用できます。配達件数に応じた歩合制なので、効率よく回れば時給換算でも高収入が期待できます。

12. 在宅ワーク

アンケートモニター、データ入力、Webライティングなどの在宅ワークは、掛け持ちの強い味方です。通勤時間ゼロで、自分のペースで働けるのが最大の魅力。他のバイトとの時間調整がしやすく、体力的な負担も少ないです。

外で働くバイト＋在宅ワークという組み合わせは、効率重視の人におすすめです。パソコンやスマホがあれば始められるので、初期投資も不要です。

稼げる掛け持ちバイトの組み合わせパターン

掛け持ちバイトで効率よく稼ぐには、組み合わせが重要です。ここでは実際によく見られる組み合わせパターンを紹介します。

同業種の組み合わせ（カフェ×カフェ、コンビニ×コンビニなど）

最も多いパターンが、同じ業種での掛け持ちです。仕事内容がほぼ同じなので、新たに覚えることが少なく、すぐに戦力として働けます。

ただし、競合他社での掛け持ちは禁止されている場合もあるので、始める前に確認が必要です。

平日×週末の組み合わせ（事務×イベントスタッフなど）

平日は固定シフトのバイト、週末は単発バイトという組み合わせも人気です。平日はコールセンターや事務で安定収入を確保し、週末はイベントスタッフや引越しで追加収入を得るというパターンです。

このパターンのメリットは、平日と週末で完全に分かれているので、スケジュール調整がしやすいこと。週末の単発バイトは予定がある時は入らなければいいだけなので、柔軟に対応できます。

立ち仕事×座り仕事の組み合わせ（飲食店×コールセンターなど）

体への負担を分散するなら、立ち仕事と座り仕事を組み合わせるのがおすすめです。例えば、居酒屋（立ち仕事）とコールセンター（座り仕事）を掛け持ちすれば、毎日同じ姿勢で働くよりも疲労が蓄積しにくくなります。

高時給×安定の組み合わせ（家庭教師×コンビニなど）

家庭教師や塾講師は時給が高いですが、働ける時間や曜日が限られます。そこで、コンビニやファストフードなど、いつでもシフトに入れるバイトと組み合わせることで、安定収入を確保しつつ効率よく稼げます。

組み合わせパターン	メリット	おすすめな人
同業種	覚えることが少ない	効率重視の人
平日×週末	スケジュール調整が簡単	予定を入れやすくしたい人
立ち×座り	体への負担分散	長期的に続けたい人
高時給×安定	効率と安定の両立	しっかり稼ぎたい人

メイン×スキマ時間の組み合わせ（飲食店×デリバリーなど）

メインのバイトがある程度固定で入っている場合、スキマ時間を活用できるバイトとの組み合わせが効果的です。デリバリーや在宅ワークは、好きな時間だけ働けるので、メインバイトの前後や休みの日にサッと稼ぐことができます。

掛け持ちバイトで知っておくべき税金・確定申告の知識

掛け持ちバイトを始める前に、税金や確定申告について理解しておくことは非常に重要です。「知らなかった」では済まされないこともあるので、しっかり確認しておきましょう。

年収103万円の壁とは

バイトで稼ぐ際によく聞く「103万円の壁」。これは、年収が103万円を超えると所得税が発生するラインのことです。掛け持ちをして収入が増えると、この壁を超える可能性が高くなります。

103万円以下なら所得税はかかりませんが、超えると超えた分に対して税金がかかります。また、親の扶養に入っている場合は、扶養から外れる可能性もあるので注意が必要です。

住民税は100万円から

所得税とは別に、住民税があります。住民税は年収100万円を超えると発生する自治体が多いです（地域によって異なります）。つまり、100万円を超えたら住民税、103万円を超えたら所得税がかかると覚えておきましょう。

確定申告が必要になるケース

掛け持ちバイトの場合、確定申告が必要になるケースがあります。

確定申告は毎年2月16日〜3月15日に行います。必要な書類は各バイト先からもらえる源泉徴収票です。「どちらのバイト先で年末調整をするか」も事前に決めておく必要があります。基本的には収入が多い方のバイト先で年末調整を行い、それ以外は確定申告で精算します。

社会保険への加入条件

掛け持ちで働く時間が増えると、社会保険への加入が必要になる場合があります。具体的には、以下の条件を満たす場合です。

条件	内容
週の労働時間	20時間以上
月額賃金	8.8万円以上
雇用期間	2か月以上の見込み
勤務先の規模	従業員51人以上（2024年10月〜）

社会保険に加入すると、給与から保険料が天引きされます。手取りは減りますが、将来の年金が増えたり、病気やケガの時の保障が手厚くなるなどのメリットもあります。

親の扶養から外れる影響

学生で親の扶養に入っている場合、年収が一定額を超えると扶養から外れます。扶養から外れると、親の税金が増えたり、健康保険の被扶養者でなくなったりする影響があります。

掛け持ちで稼ぎすぎて扶養を外れてしまい、結果的に家計全体ではマイナスになった…というケースもあります。扶養のラインを意識しながら、計画的に働くことが大切です。

掛け持ちバイトを始める前の注意点

掛け持ちバイトを成功させるために、始める前に確認しておくべき注意点をまとめました。

両方のバイト先に掛け持ちを申告する

掛け持ちを始める際は、必ず両方のバイト先に申告しましょう。黙って始めると、発覚した時にトラブルになる可能性があります。就業規則で掛け持ちが禁止されている場合もあるので、事前に確認することが重要です。

面接時に「掛け持ちを考えています」と伝えておくのがベストです。すでに働いているバイト先に新たに伝える場合は、「シフトには影響しないようにします」「こちらを優先します」など、配慮を示す言葉を添えましょう。

シフトの優先順位を決めておく

2つ以上のバイトを掛け持ちする場合、どちらを優先するか決めておくことが大切です。優先順位がないと、両方から同じ日にシフトを頼まれた時に困ります。

同業他社の掛け持ちは避ける

同じ業種でも、競合関係にある企業での掛け持ちは避けた方が無難です。情報漏洩のリスクや、利益相反の問題が生じる可能性があります。就業規則で禁止されていることも多いです。

例えば、「A社のコンビニとB社のコンビニ」はグレーゾーンです。同業種で掛け持ちしたい場合は、必ず事前に確認を取りましょう。

無理のないスケジュールを組む

最初から詰め込みすぎるのは禁物です。掛け持ちを始めたばかりの頃は、まずは無理のないペースでスタートし、慣れてきたら徐々に増やしていきましょう。

特に1日に2か所のバイトをハシゴするのは、最初のうちは避けた方が賢明です。移動時間や予期せぬトラブルで遅刻するリスクもあります。

労働時間の上限を意識する

掛け持ちをしていても、労働基準法の労働時間の上限は適用されます。複数のバイト先の労働時間を合算して、1日8時間、1週間40時間を超えると、超えた分は割増賃金の対象になります（実際には支払われないケースも多いですが…）。

また、長時間労働は健康にも悪影響です。週の総労働時間は自分で管理し、働きすぎないようにしましょう。

掛け持ちバイトを長く続けるコツ

せっかく始めた掛け持ちバイトを長く続けるためのコツを紹介します。

体調管理を最優先にする

掛け持ちで収入が増えても、体を壊してしまっては元も子もありません。睡眠時間の確保、バランスの良い食事、適度な休息を意識しましょう。

「今月あと少し稼ぎたい」という気持ちは分かりますが、無理をして体調を崩すと、両方のバイトに迷惑をかけることになります。長期的な視点で、持続可能なペースを守ることが大切です。

収支を記録して目標を持つ

何のために掛け持ちをしているのか、目標を明確にしておくとモチベーションが続きます。「旅行資金を貯める」「○○を買う」「毎月いくら貯金する」など、具体的な目標があると頑張りやすいです。

収入と支出を記録するのもおすすめです。「先月はこれだけ稼いだ」「あといくらで目標達成」と可視化することで、やりがいを感じられます。

困った時は相談する

掛け持ちをしていると、スケジュールの調整や人間関係など、悩みが出てくることもあります。一人で抱え込まず、バイト先の社員さんや先輩、家族、友人に相談しましょう。

「シフトが被ってしまった」「体力的にきつい」など、正直に伝えることで解決策が見つかることもあります。無理を続けて突然辞めるより、早めに相談した方がお互いにとって良い結果になります。

定期的に見直す

掛け持ちの状況は、定期的に見直しましょう。「もっと効率の良い組み合わせはないか」「どちらかに絞った方がいいのでは」など、状況に応じて判断を変えることも大切です。

学業や本業の状況、体調、目標の達成度などを踏まえて、柔軟に調整していきましょう。

よくある質問（Q&A）

Q. 掛け持ちバイトは会社にバレる？

A. 住民税の通知がきっかけでバレることがあります。住民税は前年の所得に基づいて計算され、本業の会社に通知されるため、収入が多いと不自然に思われる可能性があります。また、SNSへの投稿やうっかり話してしまうことでバレるケースも。掛け持ちが禁止されている場合は、リスクを十分に理解した上で判断しましょう。

Q. 掛け持ちバイトは面接で言うべき？

A. 基本的には言うべきです。後から発覚した場合、信頼を損なう可能性があります。「シフトの調整はきちんと行います」「こちらの仕事に支障が出ないようにします」と伝えれば、多くの場合は理解してもらえます。ただし、掛け持ち禁止の職場もあるので、応募前に確認しておくと安心です。

Q. 掛け持ちバイトは何個までできる？

A. 法律上の上限はありませんが、現実的には2〜3個が限度です。それ以上増やすと、スケジュール管理が困難になり、体力的にも厳しくなります。まずは2つから始めて、慣れてきたら3つ目を検討するくらいがちょうどいいでしょう。

Q. 掛け持ちバイトで扶養を外れたらどうなる？

A. 親の扶養から外れると、親の税金が増える（扶養控除がなくなる）、自分で国民健康保険に加入する必要が出てくる、といった影響があります。扶養のラインは年収103万円（税制上）、130万円（社会保険上）が目安です。扶養を外れる前に、親に相談しておきましょう。

Q. 高校生でも掛け持ちバイトはできる？

A. 法律上は可能ですが、18歳未満の場合は労働時間に制限があります（1日8時間、週40時間以内、22時〜翌5時は禁止）。また、学校の校則でバイト自体が禁止・制限されている場合もあります。無理のない範囲で、学業に支障が出ないように注意しましょう。

Q. 大学生におすすめの掛け持ちパターンは？

A. 大学生には「家庭教師・塾講師＋飲食店・カフェ」の組み合わせが人気です。塾講師は夕方〜夜の決まった時間に高時給で働け、飲食店は昼や週末など柔軟にシフトが入れられます。授業やサークルとの両立も考慮して、時間帯の異なるバイトを組み合わせるのがポイントです。

まとめ：掛け持ちバイトは計画的に始めよう

掛け持ちバイトについて、おすすめの職種、組み合わせパターン、注意点を詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。

掛け持ちバイトのメリットは、収入増加、リスク分散、スキルアップ、人脈拡大など多岐にわたります。一方で、体力的な負担、スケジュール管理の大変さ、税金の複雑さといったデメリットもあります。

おすすめのバイトとしては、コンビニ、ファストフード、カフェなどシフトの融通が利くもの、家庭教師・塾講師など高時給のもの、イベントスタッフや軽作業など単発で働けるもの、在宅ワークなど場所を選ばないものを紹介しました。

組み合わせのコツは、同業種で覚えることを減らす、平日と週末で分ける、立ち仕事と座り仕事で体への負担を分散する、などがあります。自分の状況に合った組み合わせを見つけましょう。

税金面では、年収100万円で住民税、103万円で所得税が発生します。掛け持ちの場合は確定申告が必要になることも多いので、源泉徴収票はきちんと保管しておきましょう。

掛け持ちバイトは、うまく活用すれば効率よく稼げる働き方です。ただし、無計画に始めると体を壊したり、トラブルに巻き込まれたりするリスクもあります。まずは無理のないペースでスタートし、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。

「稼ぎたい」という気持ちと「健康・プライベート」のバランスを取りながら、長く続けられる掛け持ちライフを実現してくださいね。